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jQuery本体のダウンロードと1.X系2.X系の違いと1.9系以降の注意点など
jQueryで作られたスライダー等プラグインを導入する時、
jQuery本体がないとプラグインが動作しません。
その際、jQuery本体をダウンロードしてフォルダに入れて使用(サーバにアップロード)する方法と、
GoogleやMicrosoftなどが配布(CDN(Content Delivery Network))しているjQuery本体ファイルを読み込んで使用する方法がありますが、
今回はダウンロードして使用する方法を。
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jQuery本体のダウンロード
まずjQuery本家にアクセスします。
jQuery
右上の「Download jQuery」をクリックすると
上図のように、1.x 系と2.x 系に分かれています。
1.X系2.X系の違い
1.x 系は IE8 以前をサポートするレガシーブラウザ向けのバージョン、
2.x 系は IE8 以前のサポートは捨てて、高速に安定して動作させることを目指したバージョン、という認識で良いのではないでしょうか。
制作環境に合ったバージョンをダウンロードして下さい。
ダウンロードするファイルは、1.X系2.X系共に
Download the compressed, production jQuery ○.○.○
Download the uncompressed, development jQuery ○.○.○
のいずれか。
compressed は圧縮されたファイルで、
uncompressed は非圧縮ファイルです。
特にコアファイルを触らない方は、圧縮ファイルの方を選択で良いと思います。
クリックすると、ズラズラっとコードが表示されますので、
右クリックして名前をつけて保存をクリックして下さい。
そのファイルを、ご自分のサーバーにFTPソフト等を使いアップロードします。
jQuery 1.10.2 の圧縮ファイルを「js」というフォルダにアップロードした場合だと、HEAD内に
<script type="text/javascript" src="js/jquery-1.10.2.min.js"></script>
と記述します。 これでjQueryプラグインが使えるようになります。 (参考→前の記事)
1.9系以降の注意点
ここで注意なんですが、
1.9.x系から、削除や変更されたコードがあり、プラグインが動かない場合が出てきます。
対処法として
・以前のバージョンを使用する方法と、
・jQuery Migrate pluginを使用する方法があります。
■以前のバージョンのダウンロードは、本家サイトの一番下。
各バージョン名の横にある
Minified (圧縮ファイル)
Uncompressed (非圧縮ファイル)
のいずれかをクリックして、後は同じ作業です。
■jQuery Migrate pluginを使用する方法とは、
このプラグインを読み込むことにより、
削除された機能や変更された部分をある程度修復してくれます。
全部ではありません、ある程度です。
本家サイトでダウンロードします。
compressed の方で良いと思います。
で、HEAD内jQuery本体の後に読み込ませます。
<script src="js/jquery-1.10.2.min.js"></script> <script src="js/jquery-migrate-1.2.1.min.js"></script>
上記2つのいずれかで、jQueryプラグインが動くようになると思います。
ちなみに、CDNを使うと
<script src="http://code.jquery.com/jquery-1.10.2.js"></script> <script src="http://code.jquery.com/jquery-migrate-1.2.1.min.js"></script>
ダウンロードしなくても、上記のように書くだけで使えますし、
<script src="http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.10.2/jquery.min.js"> ↓ ↓ ↓ <script src="http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.8.3/jquery.min.js">
上記のように数字部分を変更するだけで各バージョンを読み込んでくれますし、
ファイルサイズが小さくて済みます。
コチラをおすすめしたいですね。
(参考→前の記事)
若干説明不足な感がありますが、参考にして頂ければ幸いです。
以上、jQuery本体のダウンロードと1.X系2.X系の違いと1.9系以降の注意点などでした。